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8月の新豆はニュークロップ登場!

東京では梅雨の時に夏のように晴れて暑く、明けたらどんより空が続くという相変わらずのよく分からない天気が続いていますが、8月に入りました。

コーヒーはこの時期辺りからニュークロップ(お米で言うところの新米)が日本に届く頃で、当店ではいつも9月からニュークロップを販売するのが通例となっていますが、今年は一足先に8月から販売しますよ!

今月の新豆は「ケニア ンディマ・イニ ファクトリー SL24、SL34」です。
当店にも遂に、「ン」から始まるケニアのコーヒーが入って来ました。

スペシャルティコーヒーでのケニアの特徴と言えば、「キレイで明るい酸」「荒々しくもフローラルな香り」が挙げられます。
質の良いケニアではどちらも非常に印象的で、ケニアファンが多いのもうなずけます。

ただ、1つ注意しなければいけないのは、このフローラルな香りはやや深煎りの焙煎度合にしないと出てこないということです。
シティローストの深めの方とか、フルシティローストでないと感じられません。
ですので、酸を強調しようとすると浅煎りになる訳ですが、この段階ではこの香りはほとんど感じられないはずです。

当店では、ケニアはフローラルな香りの方が大事と考えていますので、やや深煎りにしています。
この「ンディマ・イニ」は香りがとても豊かですので、挽いた時から淹れている最中、抽出したコーヒーに至るまで存分に香りをお楽しみ頂けます。

ただ、酸も完全になくしてしまっては勿体ないと思いますし、不必要に強い苦味も邪魔になると考えます。
フレンチローストまで深く焙煎しないのはそのためで、「苦味が強いな」というよりは「コクもあるけどバランス良くて飲みやすい」と感じて頂ければいいなあと思っています。
この焙煎度合でまとめると、酸も後味に残って爽やかさを演出してくれますよ。

このコーヒーは、ケニアの中でも「ニエリ」という随一の産地で育ったコーヒーです。
ネットショップでいつも「今月の新豆」を紹介しているオススメセットでは、この「ニエリ」に匹敵する優れたコーヒー生産地であろうと考える、「グアテマラ ウエウエテナンゴ」のコーヒーを合わせました。

ウエウエテナンゴの農園と言えばこちら。「エル・インヘルト農園」です。

現在当店にあるエル・インヘルト農園のロットは「トラディショナル」という、ブルボンとカツアイの混合ロットです。
この農園で有名なのは「パカマラ」で、グアテマラCOEの上位常連となるほど素晴らしいコーヒーです。

COE上位の常連となっている風味の秘密は、クリーンさです。
COEでは特にクリーンさが重視される傾向があり、そこに加えて優れた個性があると高得点となるのですが、この農園のパカマラは毎年その両方を兼ね備えています。

その「クリーンさ」はこのトラディショナルというロットでも十分に感じられます。
パカマラのような強烈な個性はありませんが、酸の質はかなり素晴らしく、クリーンさをより印象付けてくれます。
酸を強調することもできると思いますが、当店では飽くまでバランス重視。
飲みやすくも酸の質の良さとクリーンさを感じられるコーヒーに仕上げています。

今月の新豆であるケニアは、実店舗店頭では毎日(売り切れ時は除く)、ネットショップでは、今月のオススメセットの中で販売しています。

今月のオススメセットはこちら!

ケニアのニエリとグアテマラのウエウエテナンゴという、世界屈指の産地セットとなっています。
飲み比べの切り口としてはかなりマニアックですが、単純にどちらも美味しいコーヒーですので、「迷って決められないからこのセット」という決め方でも全く損しません。

暑い時期で気も滅入ってきますが、美味しいコーヒーで乗り切って行きましょう!

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