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6月の営業についてのお知らせ

みなさん、こんにちは。カフェカホン店主の平村です。
何だか最近はいつも同じ書き始めになってしまうのですが、こちらのブログが毎月の営業のお知らせのみになってしまっていて、申し訳ございません。

ありがたいことに、相変わらずラボのセミナーに参加してくださる方が多く、また違う内容でリピートしてもらえているので、ほとんど毎日のようにどなたかがいらっしゃる展開になっています。
お店にいらっしゃる方はセミナーだけでなく、単に何かの打ち合わせの方などもいらっしゃいますが、それでも来客予定のない日が週に1日あるかないかという感じになっていまして、正直ブログを書く時間がないですね。
発信はしたいですし、その中でブログも大事なので、どこかでちょこちょこ書いていきたいと思っています。

6月の営業日について。

冒頭の営業カレンダーの通りなのですが、今月の店休日は下記のようになります。

7日(月)
21日(月)
毎週火曜日の定休日

以上の店休日は、実店舗の営業及び出荷作業がお休みになります。
ネットショップからのご注文やラボの予約フォームからのご予約は可能です。
出荷はそれぞれの休み明けが最短出荷日となりますので、ご了承ください。

今月の新豆とコーヒーラインナップの在庫状況

ここ最近の記事で「今月の新豆」について全く触れていなかったので、今月はちゃんとお伝えしようと思います。
本当は新豆を一気に紹介する記事を書こうと考えていたのですが、書けないまま数か月が経つという体たらくなので、諦めました。

今月の新豆は、「コスタリカ エルバス レオンシオ農園 ティピカメホラード(イエローハニー)」です。

コスタリカのコーヒーは、相変わらず銘柄名が長くなってしまいますね。

エルバスは現在「テリア農園 エチオピア47(イエローハニー)」というコーヒーも販売中ですが、マイクロミルとしては同じ生産者です。
このマイクロミルでも複数の農園のコーヒーを処理していますので、今回はレオンシオ農園ということで、違う農園のコーヒーです。

そして問題は「ティピカメホラード」という品種ですね。これまた見掛けない品種です。
このコーヒーは昨年の中米出張で、現地でカッピングしていましたので、現地の方に何なのか聞いてみました。

返ってきた答えはなんと、「ゲイシャだよ。」でした。

カッピングした段階でも分かりましたが、ゲイシャとしてはフローラルな香りが弱いので、評価が低くなると思います。
ただ、ゲイシャという品種のイメージを外して冷静に評価すると、クリーンで良いコーヒーだよね。というコーヒーなのです。
これをゲイシャとして評価できないからと言って、販売しないというには勿体ないカップクオリティ。
「じゃあ、別の名前にして販売しようか。」という経緯でこの品種名になったそうです。

待て待てと。そんなことしたら、トレサビリティもなにもなくなってしまうじゃないかと。
消費国側からしたら「そんなこと言ったら何でもありになるじゃないか」と思ってしまう案件ですが、店主平村としてはこれまでもそういう「ゲイシャ」という名前に引っ張られて低評価を付けられるコーヒーも何とかならないかなと思っていたこともあり、「今回は、自分の経験を積むということも含めて、一度入荷する」という決断をしました。

繰り返しになりますが、ゲイシャの華やかなフローラルフレーバーはそんなにありません。
でも、キレのある明るい酸が印象的ですので、浅煎りにしてこの酸を活かすという解釈もあると思います。
ただ、個人的にはこのコーヒーは濃厚な甘みがあると見ました。

最終的にはハイローストにしていますが、焙煎豆からチーズケーキやパンケーキのようなとても甘い香りがします。
淹れたての温度が高い時は、明るい酸でキレ良く。
温度が下がっていくにつれて、甘みが存在感を増していき、冷めきった時には酸と相まってハチミツレモンを連想させる風味になります。

先日、別の農園のティピカメホラードを飲む機会があったのですが、不思議なことに同じような印象を受けました。
元々はゲイシャとして植えたコーヒーが、違う農園で比較しても同じような風味が出てくるということは、恐らく種の出どころが同じだったのでしょう。
なので、そのコーヒーはティピカメホラードにしようと。
何でわざわざ既に存在している「ティピカ」という単語を使ったのだろうと思ったのですが、この甘さから連想したのかなと思ったり。
基本的には混乱の原因になりかねないので、もっと違う名前にして欲しかったなあとは思います。

今シーズン限りの品種になる可能性がありますので、気になる方はぜひお試しくださいね。

<コーヒーラインナップについて>

今月は、先月からのラインナップについての追加情報がありませんので、簡単にご紹介します。

【在庫僅少豆】

・コスタリカ ラ・リア ドラゴン農園 カツアイ(アナエロビコBH)
・コスタリカ シュマバ モンテ・ルルデス農園 ゲイシャ(レッドハニー)

以上です。
特にラ・リアのアナエロビコは、いよいよ少なくなってきました。
シナモンフレーバーが特徴的なこのコーヒーは評判も良く、リピートされる方が多かったので減りが早かったです。
6月中にはほぼ確実に完売します。お早めにどうぞ。

ラボはどんな感じになってる?

最後に少しだけラボの状況をお知らせしておきます。
冒頭に書いたように、ラボ通信のvol.1を発信した後から幸運なことに当店を見つけて頂いて、セミナーに参加してくださる方が続いています。
ありがとうございます。

ラボ通信のvol.2も書きたいのですが、これまた時間がなく。ワンオペの限界を感じるところですね。

当店のラボは、基本姿勢は「コーヒーに詳しくなりたいけど、そのきっかけを発見できていない方向け」です。

ラボのページを作った時に、できるだけそのコンセプトを打ち出した効果があったのか、正にコーヒーに詳しくなるきっかけを探していた方にご参加頂けて嬉しいです。

一方で、既に現在コーヒー屋さんで勤務している方のご参加も見られるのが面白いなと思っています。
「もっとコーヒーのことを詳しくなりたいけど、店内で聞いてもしっかり答えられる人がいない。」というケースのようです。
店主もカフェカホンを開業する前に勤務していたコーヒー屋さんではそういう感じでしたので、よく分かります。

こういった方でも、もちろん大歓迎です。
カフェカホンなりのコーヒーの捉え方、淹れ方、焙煎の解釈という形にはなりますが、「誰にでも共通するコーヒーの基礎的な部分の理解をしましょう」というスタイルは、参加者の方がどんな立場でも変わりません。

その基礎的な部分を理解することで、自分自身で目の前のコーヒーを評価することができる。
その尺度を持ってコーヒーを探せば、きっと自分好みのコーヒーを自分で淹れられるようになります。

それが当店が目指す「最高の日常コーヒー」に繋がっていきます。

当店のセミナーを受講して、その先で当店のコーヒーを買ってくださいという話ではありません。
その先で、自分にとって美味しいコーヒーを探せるようになってくださいというのが目標です。
探した結果、当店のコーヒーが相性が良かったという言うのであれば、それはとても嬉しいことですし、自信を持って他店のコーヒーが自分にとって美味しいコーヒーだったと判断できれば、それもとても嬉しいことです。

みなさんでコーヒーへの理解を深めて、その誰にとっても変わらない部分の価値観を周りの方へ広めてもらえたら嬉しいです。

今回の記事も長くなってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました。
今月は急遽、新豆とは別に緊急入荷の限定豆が登場する気配になってきました。
中旬頃に登場予定です。これはまた別でお知らせしますね。お楽しみに!

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