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コスタリカ ロス・アンヘレス ラス・フローレス農園 カツアイ(イエローハニー)

コスタリカ ロス・アンヘレス ラス・フローレス農園 カツアイ(イエローハニー)

<今年の中米出張で訪れたけど・・・?>

毎年2月の新豆で2種類のハニープロセスのコーヒーを販売するのが何となく恒例となっていますが、今年のこの2種はとても人気で半年足らずで完売となってしまいました。

ちょうどそのタイミングで前から目を付けていたハニープロセスのコーヒーを幸運にも入荷できました。

この「ロス・アンヘレス」というマイクロミルは「タラス」という地域にあります。
2月に販売したハニープロセスはどちらも「ウエストバレー」のコーヒーだったので、違う地域になります。

タラスは首都のサンホセから車で2~3時間ほど行った場所で、サンホセにより近いウエストバレーと比べて全体に標高が高く、コーヒー栽培により適している地域です。

今年の中米出張ではこのタラスにも行きましたし、このロス・アンヘレスマイクロミルにも行きました。

ただ、このロス・アンヘレスを見学するか、もう1つ別のマイクロミルを見学するかで選択になり、店主はもう1つの方を選んだので、ロス・アンヘレスの中には入りませんでした。

そのために持っている写真はマイクロミルの看板だけです。残念ですねえ。

この時は、後にこのマイクロミルのコーヒーを入荷するとは思っていなかったのと、もう1つの方をどうしても見たかったので仕方ないですね。

<とにかく「甘み」が強いイエローハニー>

このコーヒーは昨年カッピングしたことがあって、その時から良いコーヒーだなあと思っていましたが、改めて入荷して自分で焙煎してみると、一番の特徴が「甘み」だということが分かりました。

コスタリカのハニープロセスは細かく区分されていて、これは「イエローハニー」と呼ばれる区分です。

イエローハニーはバランス良い風味になり、適度にハニープロセスらしい甘さや香りが出るものが多いですが、このコーヒーは「ハチミツを連想させる甘さ」が顕著に強いです。

この甘さが後味の余韻にまで残るので、それだけで十分に癒されるのですが、もう1つ注目すべきは酸です。

これまで当店で扱ってきたハニープロセスは「ウエストバレー」か「セントラルバレー」ばかりで、タラスは初めて。
定番で販売している「ラ・カンデリージャ農園」がタラスなのですが、今回ロス・アンヘレスを焙煎してみて、酸の質に共通している所がありました。

柑橘系というよりはパッと明るい印象を与える酸で、全体のキレも演出しています。

とても上質な酸と言えるのですが、これが他の地域には感じられず、タラスのコーヒーに共通して感じられたのは、やはり同じコスタリカの中でも地域、つまり栽培環境の違いでここまで変わるということと、やはり同じ地域のコーヒーだと共通項を見つけることができるということを再認識しました。

焙煎度合は浅めのシティローストということで、決して深くはないのですが、その焙煎度合を感じさせない酸とコクのバランス、キレの良さと全体に漂う甘みで非常に良く出来たコーヒーに仕上がっています。

【豆についての情報】

生産国:コスタリカ
地域:タラス
品種:カツアイ
精製:イエローハニー

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