<遂にやってしまった農園直輸入コーヒー>
2019年3月の中米出張で訪問したグアテマラの農園「ラ・エルモサ農園」です。
この農園を知ったきっかけは、2年ほど前にサンプルをたまたま入手することがあって試しました。
それはブルボンのウォッシュドだったのですが、とても素直な風味、クリーンで感じの良いコーヒーでした。
気に入っていたので、もし次回グアテマラに行く際は、農園に訪問したいなあと思っていました。
今年、ちょうどその機会を得たので、思い切って農園に直接アポを取って突撃訪問しました。
こちらの農園はスペシャルティとしては日本に入ってきていないので、突然日本人からメールが来て、
さぞ、驚いたことでしょう。農園までの車中で質問攻めに遭ったことを覚えています。
その時の様子はオフィシャルサイトのブログに書いてありますので、よかったら読んでみてください。
【中米出張2019Vol.10】完全に初めての農園に突撃訪問!
こちらの農園ではパカマラとゲイシャが特に自信があるようで、僕もその2つが気になっていたので
サンプルをもらい、帰国後テストしたらさすがの出来。
この2種の混合ロットは2018年のグアテマラCOEに入賞していますが、間違いなく入賞できる
レベルの風味だろうと感じました。
このパカマラとゲイシャを入荷しようと決めたのは良いですが、何せルートがありません。
取引のある商社さんにお願いしてみたのですが、折り合いが合わずに無理そうだったので
悩んだのですが、どうしても諦めきれなさそうだったので、直輸入に挑戦しました。
初めてのことも多く、グアテマラとの直接のやり取りも時差などで時間がかかったので、出荷して
もらうまで2ヵ月ほどかかりました。
日本でも通関などありますので、取り掛かって3ヵ月ほどでやっと到着しました。
こんな小さな自家焙煎店でこんなに早く農園直輸入をすることになるとは思いませんでしたが、
念願叶ってようやくお届けできます。
<これぞ、当店が求めるゲイシャの風味>
このコーヒーは、当店がゲイシャに求める要素をしっかり満たしています。
酸はレモンを思わせるようなジューシーでキレのある明るい酸。とても爽やかです。
香りはフローラルで口に含んだ瞬間から余韻まで残り、その余韻には甘みが残って
心地よいです。
この3つの要素を十分な強さで表現してくれるゲイシャが当店が求めるもので、最近はいろいろな
ゲイシャがありますが、この条件を満たすものを見つけるのは困難です。
この3つの要素を十分に楽しむために、焙煎度合は浅めのハイローストにしました。
当店では浅煎りですが、それを感じさせないくらいしっかりした風味のコーヒーです。
現在、日本でラ・エルモサ農園を飲めるのは当店だけ!
まさにコーヒーハントしたゲイシャをお楽しみください!
【豆についての情報】
生産国:グアテマラ
地域:アカテナンゴ
品種:ゲイシャ
精製:ウォッシュド