※ 単品ページはなかったため、「おすすめセット」販売時の紹介文を載せておきます。
シリーズを締めくくる最後のコーヒーは、ナチュラル精製です。
先月のエル・ドゥラスノ農園がハニープロセスだったのですが、基本的にウォッシュドが多い
ホンジュラスでは、どちらも少し珍しいと思います。
ただ、このコーヒーは現地でカッピングした時から既にものすごい香りが出ていたのを覚えています。
届いた生豆もとてもフルーティな香りがして、毎回保存している箱を開けると香りがすごいです。
焙煎をした後も、挽く前の豆の状態でもワインを連想させるような香りが漂います。
この香りは淹れた後もずっと持続します。
風味は、赤ワインはもちろんですが、ラムレーズンやラズベリー、後味に残るものまで含めたら
パパイヤのような感じもありますし、とにかく複雑です。
ですが雑味らしいものは全くなく、ナチュラルのコーヒーとは思えないくらいクリーンでスルッと
舌の上を通っていきます。
焙煎度合は、浅めのシティローストです。
もっと浅めに焙煎する方が多いかもしれませんが、「その豆の個性が残るギリギリまで深めに焙煎する」
のが当店のコンセプト。
そのギリギリを見極めると、豆そのものの酸の質やナチュラルのフルーティさを残しつつ、
香りの強さやコーヒーとしてのコクの厚み、飲んだ時の満足感が実現できます。
引き出す所がたくさんある、ホンジュラスシリーズを締めくくるのに相応しいコーヒーです。