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第2回コーヒーサークルは、深~い話に。

みなさん、こんにちは。カフェカホン店主の平村です。
今日は第4土曜ということで、今月から始まったカフェカホン・コーヒーサークルを10時から開催しました。

第2回となる今日のテーマは「いろんな淹れ方をしてみよう」ということで、ペーパードリップでいろんな要素を変えて淹れてみようという回になりました。

前回は初回ということもあってか、最大の10人の参加者の方がいらっしゃって賑やかにやりましたが、今日は3人。
でも、少数は少数でじっくりと検証しながら実験することができました。

結果的にいくつかドリッパーが集まったこともあって、まずは各々使ってみたいドリッパーを使って味を見ることに。
今日のコーヒー豆は、終始「グアテマラ ドン・アントニオ農園」を使用しました。

やはりドリッパーによってクセがあるので、それぞれの雰囲気が出てくるのですが、今日僕が使って面白かったのは、カフェバッハの陶器ドリッパーです。
自分の普段通りで淹れたのですが、ちょっと香ばしいような香りがして、いかにも「喫茶店のコーヒー」らしい風味のコーヒーになりました。
その次に豆を少し粗く、お湯を注ぐペースもちょっと早めて淹れてみたのですが、ベースの風味はそのままによりさっぱりした印象に。
ドリッパーによっても狙った味がそれぞれにあることが分かりました。

淹れ方という点では、今日は普段から点滴で淹れる方がいらっしゃったので、カリタのウェーブドリッパーで点滴してみたり、僕が50℃くらいの低温のお湯で淹れてみたり。

点滴抽出はペーパーで抽出しているのに、じっくり淹れるとネルで淹れたようなオイル感やバニラのような香りがあって面白かったですね。
低温抽出は、成分が出るのが遅くなるのでさっぱり目というか、薄い味になるとよく言われますが、ここまで低い温度で淹れることはほとんどありません。
結果は、やはり薄い感じになって物足りないと言えば物足りないのですが、その分エグみや雑味のようなものも感じられませんでした。

そして、今日のメインは松屋式を見ることでした。

このようにお湯を注いだ後にフタをして4分蒸らすという特徴的な抽出です。
要点は他にもあるのですが、抽出時間が長いのにエグみや雑味が出ない抽出方法です。
僕も見るのは初めてなので、動画を撮ってしまいました(笑)

飲んでみると、確かに嫌な味はせずにすっきりした印象になっていました。
スペシャルティに限らず、グレードの低いコーヒーを使ってもすっきり飲むために検討された抽出方法なのかなと思いました。

最後は抽出においては、「豆の量、挽き目、抽出時間、お湯の温度はやはり味に影響が出る要素」ということを確認しつつ、点滴や松屋式のような淹れ方は時間がかかるのに美味しく淹れられるのは、「ドリッパー内のコーヒー豆の状況が、嫌な味が出る前の状態でキープされている」と推理。
それでコーヒーの美味しい成分のところだけを抽出できているので、時間がかかっても嫌な味のしないエキスを取り出すことができているのではないかという議論をしたところで終了しました。

今回は人数が少なかった分、じっくり試せて議論も深いものになったと思います。
サンプル数が少なくなるのは仕方ないですが、今回も雰囲気は緩く、中身はマニアックという内容になったと思います。というか、マニアック過ぎるところまで話は及びました。

さて、次回は3月10日(土)10時からなのですが、テーマは、「いろんなミルを使ってみよう」です。
これも使ってみたいけど、試せるところはほとんどないというもの。
みなさんで手持ちのミルを持ち寄って、飲み比べしてみましょう!
詳細はまた後日、こちらのブログでアップします。

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