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【頭ん中S2-1】ブレンドコーヒーの立ち位置

みなさん、こんにちは。カフェカホンの平村です。
さっそくですが、今回はこちら。

ブログをリニューアルします!

ネットショップ&オフィシャルサイトをリニューアルして早くも1ヵ月以上経ちました。
リニューアルも何とか大きいところはひと段落着いたと思うので、ブログも心機一転再開したいと思っています。

長らく更新できていませんでしたが、これまでも「店主の頭ん中」というシリーズで普段浮かんでいる考えを書いていたのですが、ありがたいことにお店が忙しくなるとこういった作業が進まなくなるというのがワンオペの宿命。
想いをアウトプットできていないことにストレスは感じていました。

せっかくオフィシャルサイトもキレイになって、ブログも整理されましたので、このタイミングで雑談系コラムも再出発します。

どういう内容になるの?

まあ、雑談系としているのであまり堅苦しいことは書く気はないのですが、自分の頭の中に浮かんでいるコーヒーのことやお店のことなどを、短くても良いので書くことで、このオフィシャルサイトの情報の補完ができればいいかなと考えています。

リニューアルの際に部分的に文章を書き直したりして、今のお店のスタンスや考えは詰め込んでいますが、それでも切り口は一方向になってしまうので、もっと軽い話題に細かく触れてもらうことで、もっと理解してもらえたらと思います。

例えばということで、今回のテーマはこんな感じです。

ブレンドコーヒーの立ち位置は?

当店のような自家焙煎店からカフェまで、コーヒーを飲めるお店ではほとんどの場所で「ブレンドコーヒー」があると思います。
当店でも常時2種類、夏季ではアイス用ブレンドも出ますので、3種あります。

たまに聞かれるのが、「これがこちらのブレンドだから、一番のオススメなんでしょ?」ということです。

これに対する答えは、お店によって違うのだろうなあと思うのです。
例えば当店でしたら「飲みやすいコーヒーをお探しでしたら、合うと思います。」と答えることが多いです。

どういうことか。
これは、お店によってブレンドとストレート(シングルオリジン)に持たせている役割が違うのだと思います。だからお店によって答えが変わるのです。

当店がブレンドに持たせている役割は、こちらです。

1.いわゆるコーヒーらしい穏やかな風味で、広く飲みやすいと感じてもらえるコーヒー。
2.価格をストレートよりも少し抑え気味にして、お店のコーヒーに触れるきっかけや入り口にしてもらいたい。

当店には若葉ブレンド、カフェカホンブレンドと常時2種類ありますが、この役割は共通していて、爽やか担当が若葉、苦味寄り担当がカフェカホンという分け方をしています。

なので、ブレンドは、わざとおとなしい風味にまとめているのです。

一方で、ストレートのコーヒーは個性豊かなラインナップになるように心掛けています。
エチオピアやインドネシアのような香りにそもそも個性があるものや、ナチュラル精製のような一般的なコーヒーではなかなか出会えない果実感のあるコーヒーなど、それぞれにコンセプトを持ったコーヒーを選んでラインナップに加えています。

ここで感じてもらいたいのは、コーヒー豆はいろいろ選べるんだということです。
ブレンドとストレートのどちらの方が良いではなく、それぞれに魅力があります。
他のお店では、もっとブレンドに力を入れて種類が多いところもありますし、ブレンドすることで表現できる風味の幅は広がります。

「コーヒーをブレンドすることで、こんな味が表現できたよ!」というのも魅力。
「ブレンドしていないストレートなのに、こんなに豊かな風味があるんだ!」というのも、また別の魅力です。

これをどのように扱うかはお店の自由。
その違いを楽しむのが、利用する側の面白いポイントではないでしょうか。

なので「穏やかな風味を求める目的ならブレンド、個性を楽しむ目的ならストレートから選んでみる」というのが、当店を上手に使う方法かなと思います。

当店で一番多い選ばれ方は「並んでいる中で、飲んだ記憶がないコーヒーを選ぶ」という方法です。
敢えてお伝えすることは少ないのですが、お店のコンセプトが伝わっているようで、とても嬉しいですね。

あ、ちなみに、ブレンドが少し安価だからと言って、グレードの低い豆を使っているという意味ではありません。ちゃんと同じグレードから使っています。
ただ、少しでも取っつきやすくなってもらえたらなと考えているだけです。
そう、がんばって下げているだけです。
これも、ブレンドに持たせた役割なので、仕方ないですね。

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