このオフィシャルサイトにブログが引っ越してから1ヶ月。
何だかカッピングの話しかしてないような気がするなあと思っている店主です。
どうも、こんにちは。
そう感じつつも、ほぼ毎週カッピングができるシーズンですので、ちょっと話題が偏りますがしばらくお付き合いください。
今回は今週月曜日にカッピングしたニカラグアのカップ・オブ・エクセレンス(COE)の感想です。
前回のエル・サルバドルに続いて今シーズン2か国目になりますが、どちらも昨年はCOEが開催されず、今年復活した開催国になります。
それぞれ、昨年は独自にコンテストを開催してオークションも行いました。
そこで出品されたコーヒーを昨年12月、当店でも限定豆として販売しました。
今年はCOEとして復活して、出品ロットがどうなったかという所が注目ポイントです。
オークションに残ったのは25ロットでしたが、個人的には下位半分の方が面白かったですね。
もちろん、COEはクリーンな風味が重視されますので、上位に行けばいくほどクリーンさは勝っていますし、トップ10はほとんど互角といった感じでした。そういう意味では、非常にレベルの高いギリギリのせめぎ合いだったのだろうなあと予想します。
しかし、上位はクリーン+αがないものが多かったですね。
恐らくパカマラの比率が多いのだと思いますが、メロンやリンゴ系の風味を持っているコーヒーがあって、それらはちょっと点が高いのかな?と感じました。
一方で、下位半分の方にはいくつかナチュラル精製のコーヒーが混ざっていて、COEのオークションに残るほどのナチュラルですから、クリーンかつフルーティな香り、ラズベリーやアプリコット、赤ワインのような風味も感じられて、上質なナチュラルの印象でした。
全体を通すと、やはりクリーンでキレイな風味が徹底されていて、こういった上質な風味を持つコーヒーのレベルはニカラグアでもますます高くなっているなと感じました。
以前はもうちょっと荒々しいというか、特に下位ロットは土っぽさを感じるものも多かったので、全体のレベルが上がったと言えるでしょう。
ざっとですが、今回は「カッピングメモ」ということですので、これくらいで。
前回「写真を撮っておけばよかった」と思ったにも関わらず、今回も撮り忘れてここに載せる写真がないという失態を繰り返しつつ、また次回です。
次回は来週のメキシコの予定が変更されてしまいましたので、再来週のグアテマラCOE、そしてエル・インヘルト農園のプライベートオークションのカッピングです。