みなさん、こんにちは。カフェカホン店主の平村です。
最近、東京は曇りがちな天気が続いてスッキリ秋晴れとはいかず、気分も沈みがちな日が続くように感じています。
１１月は冬に向けて涼しくなっていくはずなので、ホットコーヒーを楽しんでいきましょう！
１１月の営業について
まずは今月の休業日についてお知らせします。
【店休日】
・１８日（月） 臨時休業
・毎週火曜日 定休日
【短縮営業】
・毎週月曜日（１８日は除く）
【焙煎休止日】
・２５日（月）焙煎機メンテナンスのため
今月は比較的通常営業が続く月となる予定です。
始まって早々３連休で、４日（月）は祝日ですが短縮営業となります。
また、２５日（月）は半年に一度の焙煎機メンテナンスを行うため、焙煎できません。
この日はネットショップの出荷はできませんので、日曜日出荷分以降のご注文は６日（水）出荷予定となりますので、ご注意ください。
毎度のお知らせですが、月曜日は短縮営業になりまして、下記のようになります。
・実店舗営業時間は12～18時となります。
・ネットショップの出荷は原則行いません。当日余裕があれば出荷しますが、日曜日15時以降のご注文は、翌週水曜日出荷の予定となります。
今月は懐かしの農園が大復活！
今月の新豆のお知らせをします。今月の新豆はこちらです。
グアテマラ サンタ・フェリーサ農園
ティピカ（ナチュラル）
予定では近年恒例となっている「コスタリカ ラ・カンデリージャ農園」のニュークロップが到着していて、今月から販売の予定でしたが、到着が遅れていまして、間に合いませんでした。１２月から登場となりますので、お楽しみに。
そんな急に穴が開いてしまった１１月。
こういう時に奥の手でずっと復活のタイミングを測っていた、この農園の登場です！
このサンタ・フェリーサ農園は、品質に対する意識が大変高く、生産者の熱意というものを学ばせてもらった場所で、店主にとって生産者の基準となっている農園です。唯一、店主が二度訪問している農園でもあります。
かつては定番農園として当店ラインナップに君臨していたのですが、コロナの始まり辺りでしょうか、入荷するタイミングがズレてしまったのと、価格が合わなくなってきてしまったので、見送ることが多くなってしまいました。
ただ、この農園のコーヒーは本当に品質が高く、当店としては紹介しない訳にはいかないのです。
また、少し高めな価格なせいか、仕入れ元に残ってしまっているのが我慢できず、ピンチヒッター的な形ですが、個人的には念願の大復活となりました。
気付けば数年ぶりにこの農園の豆を触りますが、本当に素晴らしい。
ナチュラル精製のコーヒーなのですが、どうやったらこんなに欠点豆のないナチュラル精製を作れるのか不思議なほど、取り除く豆が見当たりません。
この農園では毎年、プライベートオークションを開催していて、このコーヒーもそのオークションに出品するためのロットは、通常よりも更に手間を掛けて品質を高めています。
このコーヒーも、元々はそのオークション対象ロットのはずなので、そうなのだろうと理解はできても、実際にやってしまうのは改めてすご過ぎます。
ウォッシュドでもこんなキレイな生豆はなかなかありませんが、そんなナチュラル精製のコーヒーで不快な味が出る訳がありません。
自分としては懐かしささえ覚える、サンタ・フェリーサ農園のナチュラル。
ラズベリーやアプリコットというナチュラル精製では定番の風味ではあるのですが、ジュワッと甘酸っぱい果汁感があって、その強度もちょうど良く、本当に心地よいです。
そして何より、あまりにクリーンで上品。
これが生豆の段階で欠点豆が少ないことが寄与している部分で、まさに「エレガント」とコメントしたいコーヒーです。
焙煎度合は、シティロースト。
この数年でこちらの焙煎方法も変化しているのですが、そのブランクなど全くなかったかのように相性良く感じます。
雑味や渋みなどといった不快に感じる要素が一切なく、初めから最後まで終始上品。冷めても関係ありません。むしろジューシーさが増していきます。
改めてこの農園のコーヒーは、もっと世に出していかないといけないと思いましたし、グアテマラのサンタ・フェリーサ農園、コスタリカのラ・カンデリージャ農園という、品質への意識の高い生産者とお付き合いがあるということを誇りにして、今後もこういったコーヒーを紹介していきたいと気持ち新たにしました。
コーヒーラインナップ状況
それでは最後にコーヒーラインナップの変化をお知らせします。
まずは完売豆からです。
【完売豆】
・エチオピア イルガチェフェ コチェレ 在来種（ウォッシュド）
前々からお知らせしていた、イルガチェフェのウォッシュドです。
完売となりましたので、次の銘柄のチェルチェレに切り替わりました。
今月は以上となります。続いて在庫僅少豆です。
【在庫僅少豆】
・コスタリカ ラ・カンデリージャ農園 ティピカ（ハニー）
先月いっぱいで残るか残らないかのギリギリと言っていたのですが、本当に僅かに残ったという感じです。恐らくネットショップであと２～３人分くらいかなと思います。
・マラウイ マケイェ マラウィゲイシャ、他（ウォッシュド）
再入荷したい豆なのですが、年末にかけて仕入れラッシュに入ってしまうので、やはり再入荷は年明けになってしまうかもしれません。
風味自体は割とお好きな方が多いようなので、継続したいと思っています。
・ペルー ミラフローレス農園 ゲイシャ（ナチュラル）
真夏から始めたゲイシャもいよいよ少なくなりました。
かなり個性が強いのですが、焙煎で何とかゲイシャらしさも残しつつ、全体で楽しんでもらえる風味にしています。こちらは、今月中に完売予定です。
・インドネシア サダヤナ シガラウータン、他（ウォッシュド）
当店初、スマトラ島以外のインドネシアのコーヒーということで販売していますが、こちらもかなり少なくなりました。
マンデリンとはまた違って、穏やか系のコーヒーです。完売次第終了となります。
先月同様、これ以外にもあるのですが、何とか今月も残るかも？ということで、あとは箇条書きにしておきます。
・エルサルバドル サンタ・リタ農園 ブルボン（ナチュラル）
・ブラジル セーハ・ダス・トレス・バハス農園 イエローブルボン（パルプドナチュラル）
・ニカラグア カサ・ブランカ農園 カツーラ（ナチュラル）
そして、今回は「今月の新豆」以外の新商品のご紹介もあります。
【新商品】
・エチオピア イルガチェフェ チェルチェレ 在来種（ウォッシュド）
完売豆で紹介した、コチェレの後釜ですが、当店初登場の銘柄です。
この豆、かなり香りが豊かで、フローラル系なのですが、甘みもすごくて一瞬ナチュラル精製のコーヒーかと思ってしまうくらいです。
・グアテマラ ハスミネス農園 ティピカ（ウォッシュド）
こちらも復活組のコーヒーで、ペルーのミラフローレス農園の後釜ですね。
「ティピカ」という品種は今後かなり減っていくと思われますが、当店では行ける所まで置いておきたい品種なので、その「ティピカ枠」です。
今回のロットは、どちらかと言うと甘みよりも爽やか寄りの印象かなと思いますが、十分にティピカらしさを感じられますよ。
長くなりましたが、ラインナップ紹介でした。
入れ替わりの季節なので、お知らせが多くなってしまいますね。
という感じで、今月もバタバタしながらお送りしていきます。
ラ・カンデリージャ農園のニュークロップも今月中には届く予定ですので、来月からリリース予定です。こちらもお楽しみに。
