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10月の営業について

みなさん、こんにちは。カフェカホン店主の平村です。
秋分の日辺りからグッと秋らしさが増しまして、今年は涼しくなるのが早くて良いなあと感じています。もう少し湿度が下がってくれたら最高なのですが。
今月は前半が少々イレギュラーになりますので、ご注意ください。

10月の営業について

まずは今月の休業日についてお知らせします。

【店休日】
・10日(木)、21日(月) 臨時休業
・毎週火曜日 定休日

【短縮営業】
・9日(水)15時閉店
・毎週月曜日(21日は除く)

今月は前半にいろいろとありまして、イレギュラーな日程となります。

店休日は、10日(木)が展示会視察で1日出掛けてしまうので、お休みとなります。21日(月)は月一の月曜臨時休業です。

短縮営業については、お休みの21日以外の月曜日はいつも通りの月曜版営業なのですが、9日(水)が夕方から出掛ける用事がありますので、15時で閉店となります。
この9日については、もしかしたらネットショップの出荷が間に合わないかもしれません。その場合、8~10日の3日間で出荷ができなくなってしまいますので、最短発送が11日(金)になってしまいます。

ご迷惑お掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

毎度のお知らせですが、月曜日は短縮営業になりまして、下記のようになります。
・実店舗営業時間は12~18時となります。
・ネットショップの出荷は原則行いません。当日余裕があれば出荷しますが、日曜日15時以降のご注文は、翌週水曜日出荷の予定となります。

今月の新豆から、ニュークロップ!

今月の新豆のお知らせをします。今月の新豆はこちらです。

ケニア ガタイティ SL28、SL34、他(ウォッシュド)

今年もコーヒーがニュークロップに切り替わっていく時期になりました。
ニュークロップとは、お米で言うところの「新米」で、直近で収穫されたコーヒー豆のことを指します。
地域によって日本に届くタイミングは異なるのですが、当店で扱っているコーヒー豆の多くが夏の終わり~秋頃に到着し、毎年9月か10月辺りから順次切り替えて販売しています。

その中でもケニアがいち早く届くこともあり、毎年ニュークロップの切り替えはケニアからスタートという、やや風物詩的な感じになっています。

今年も昨年と同じ銘柄、ガタイティを入荷しました。

ケニアは、基本的にオークション形式で仕入れが行われるため、毎年同じ銘柄を仕入れるというのが難しいです。
当店ではケニアの中でも「ニエリ」という地域のコーヒーに絞ることで、毎年の品質をある程度保つという作戦に出ているのですが、今年は昨年と同じ銘柄を入荷することができました。

近年のケニアは、香りは豊かなのですが、コクの部分が軽めな印象のコーヒーが増えてきました。
以前はアフリカらしい荒々しさが出ているコーヒーが多かったのですが、よく言えば上品でクリーン、悪く言うと飲み応えに欠けるコーヒーが増えているかなという部分が見受けられます。

これはいろいろな理由があると思うのですが、生産者の精製技術が向上したという見方もあれば、コーヒーの木の力が落ちてきているのではないかという見方もあります。
ただ、現地を知らない状態の憶測で決めつけるのは危険は話です。

そんな中、昨年初めて販売したこの銘柄は、しっかりとしたコクの強さがあり、懐かしささえ感じられました。
今シーズンは途中で在庫が切れてしまい、現行のカラティナに切り替わったのですが、今年のニュークロップでも入荷できそうでしたので、押さえました。

販売開始時点での風味という意味では、昨年のコク強の印象よりは、上品に感じられます。
これは先に書いたように、ケニア全体の変化がここにも現れたという考え方もできますが、個人的な感想としては、まだ鮮度が高すぎるかもしれません。

近年入荷しているコーヒー豆でよくあるパターンなのですが、販売開始時点では生豆の鮮度が高すぎて、コクよりも酸の方が強く出るという傾向があります。
これは自分の焙煎が変わってきているという部分もありますが、もう少し時間が経って生豆が飲み頃になると、もっと風味が発揮されるということが多いです。

今回のガタイティも、同じような印象がありますので、今は今の生豆状況に合わせて焙煎しますが、本格的に風味が出るのは半年後くらいかもしれません。

焙煎度合は、いつも通りの深めのシティローストです。
風味自体は、やはりコク強めのケニアという印象があります。ケニアらしいフローラルな香りもありますし、明るい酸もありますが、全体としてはクリーンさと酸の印象の方が現在は優位かなと思います。

せっかくのニュークロップですので、この時期に一度飲んでおいて、数か月後に改めて飲んでみるというのも面白いですが、少々マニアックですね(笑)

コーヒーラインナップ状況

それでは最後にコーヒーラインナップの変化をお知らせします。
まずは完売豆からです。

【完売豆】
・コスタリカ ラ・カンデリージャ農園 カツアイ(ナチュラル)
先月まで在庫僅少豆で紹介していましたが、9月いっぱいでちょうど完売しました。この農園は毎年、農園と直接やり取りして買い付けを行っています。
今年も新たなコーヒーをお願いしていますので、そちらをご期待ください。

・ペルー ミラフローレス農園 ティピカ(ウォッシュド)
こちら、事前にお知らせしていなかったのですが、急に完売となります。
追加発注できると思っていたのですが、ギリギリ仕入れ元で完売となりました。
ニュークロップが入ってきて、良い出来だったらまた買いたいと思います。

今月は以上となります。続いて在庫僅少豆です。

【在庫僅少豆】
・エチオピア イルガチェフェ コチェレ 在来種(ウォッシュド)
先月で完売するかと思いましたが、ほんの少しだけ残りました。
今月の早い段階で完売となり、次のイルガチェフェの銘柄に切り替える予定です。

・コスタリカ ラ・カンデリージャ農園 ティピカ(ハニー)
昨年の直接買付豆の最後の生き残りですね。いよいよ少なくなってきました。
店頭でも人気の銘柄で、並べれば優先的になくなっていきますので、今月いっぱい残るかどうかという感じだと思います。

・マラウイ マケイェ マラウィゲイシャ、他(ウォッシュド)
今シーズン、浅めの焙煎帯でがんばってくれていたマラウイも少なくなってきました。気に入っている豆なので再入荷したいのですが、年末にかけて入荷ラッシュなので、ちょっと隙間がないかもしれません。
完売時は、年明け辺りに落ち着いたら再入荷したいと考えています。

これ以外にも在庫僅少豆として紹介するかどうかギリギリの豆がいくつかあるのですが、いずれも今月いっぱいは残りそうなので箇条書きでざっと紹介します。

・ペルー ミラフローレス農園 ゲイシャ(ナチュラル)
・インドネシア サダヤナ シガラウータン、他(ウォッシュド)
・エルサルバドル サンタ・リタ農園 ブルボン(ナチュラル)
・ブラジル セーハ・ダス・トレス・バハス農園 イエローブルボン(パルプドナチュラル)
・ニカラグア カサ・ブランカ農園 カツーラ(ナチュラル)

ニュークロップへの切り替え時期になっていますので、ラインナップの動きが激しくなっています。完売にご注意ください。

今回は、以上となります。
3ヵ月予報では10月も気温高めという話だったと思いますので、まだまだたまに気温が高くなる日が混ざったりするのかなと考えています。

いろんなことが不安定な状況ですので、身軽に構えてできるだけ快適に過ごせたらと思います。そのために、1杯の美味しいコーヒーをお楽しみください。

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