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1月の営業について

みなさん、明けましておめでとうございます。
カフェカホン店主の平村です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お知らせが遅くなってしまいましたが、今月の営業についてのお知らせです。

1月の店休日

1月の店休日は、下記の通りとなります。

毎週月曜日(9日は除く)
毎週火曜日

年始の営業は5日からでした。
それ以降は基本的にいつもの月火休みなのですが、9日は祝日のため営業となります。代休はありませんので、この週だけ火曜日のみ休みとなります。

店休日は、実店舗の営業及び各種発送業務が休みとなります。
ネットショップからは休み中でも24時間ご注文頂けますが、最短の発送は休業明けの営業日となります。

今月の新豆はアナエロビコですよ!

さて今月の新豆の紹介です。
と言ってもこれまでの流れをチェックされている方には、もう農園はバレバレかもしれませんが。

コスタリカのラ・カンデリージャ農園です!

はい。今シーズンの直接買い付け豆は、コスタリカのラ・カンデリージャ農園に4種類のコーヒーをお願いしています。
4種類の品種を4種類の精製方法で。というコンセプトで発注していまして、これまでティピカ(ハニー)とゲイシャ(ウォッシュド)が登場していました。第3弾となる今回は、

ビジャロボス(アナエロビコ)です!

ビジャロボスという品種はあまり見掛けないかもしれません。当店でも初めてコスタリカに出張に行った時に買い付けたかな?くらいの感じです。

ビジャロボスと似た品種で「ビジャサルチ」というのがあって、どっちがなんだったかいつも分からなくなるというのがお決まりですが、どちらもコスタリカで発見された品種です。

ビジャロボス→ティピカの突然変異種
ビジャサルチ→ブルボンの突然変異種

ということで、とても混乱しやすいのですが、コスタリカでビジャサルチは度々見掛けるのですが、ビジャロボスはちょっと珍しいのです。

そんなビジャロボスをラ・カンデリージャ農園が収穫できるとのことでしたので、その珍しい品種をわざわざアナエロビコにしてもらいました。

どんな味が出てくるのやらと思いつつも、実はそんなにびっくりするような感じにはならないだろうなあという予想もありました。これまでの経験上、ビジャロボスという品種は特に強い個性があった記憶がなかったからです。
だったら、個性が強くなるアナエロビコをぶつけても問題ないだろうということです。

結論から言うと、とてもよかったと思います。

今回のアナエロビコは「ナチュラル・アナエロビコ」なのですが、摘み取ってきたコーヒーの実を、普通のナチュラル精製ではそのまま天日乾燥を始めるのですが、その前に密閉タンクに72時間入れます。
こうすることで、タンク内の酸素が使われて酸欠状態=嫌気状態となります。
この環境になると、嫌気状態の細菌が発酵過程で働くようになります。
そうすると、一般的な精製方法とは違った成分構成になって個性的なコーヒーを作ることができるという狙いです。

アナエロビコ精製にしたコーヒーは、味噌やしょうゆ、チーズのような発酵食品系の風味が出ることが多いです。
これを好みとするかどうかは個々の判断になりますが、当店ではあまり好みません。
そういう意味で今回のビジャロボス(アナエロビコ)はとても良いです。

まず第一に、こういった発酵食品系の風味はしません。
これには個人的に驚いたところではあります。
風味全体としては、どちらかと言うとナチュラル精製のような果実感の方が強いです。
ただ、この果実がパパイヤやパイナップルのような質感が感じられて、とても面白いです。
アナエロビコ精製にしたおかげで、ちょっと複雑さも加わっていて、独特なコーヒーに仕上がっていると思います。

焙煎度合は、ハイローストにしました。
テスト焙煎時にはシティローストも試していて、とても迷いました。
ハイローストは軽やかでフレッシュな果実感があって、風味の伸びが良い。
シティローストはもう少し完熟感が出て、冷めてくるとお酒のような風味が出る。
どちらも捨てがたかったですが、今回は風味の広がりを取ってハイローストにしました。

同じアナエロビコ精製でも、生産者によってこうして違いが出てきます。
72時間密閉タンクに入れたものでも違ってきますし、日数を変えても変わってくるでしょう。
今後もいろいろ試されたコーヒーが出てくると思うと、まだまだ楽しみは尽きそうにありませんね。

コーヒーラインナップ状況

では最後に、ラインナップ状況の変化をお伝えしておきます。

【完売豆】
・コスタリカ ラ・リア ピエ・サン農園 カツアイ(ナチュラル)
先月僅少豆で紹介していたラ・リアのナチュラル精製が年末ギリギリで完売となりました。
2022年年末は想像していた以上にコーヒー豆を買いにいらっしゃる方が多くて、その勢いの中で一気に完売しました。
ラ・リアのコーヒーは完成度が非常に高いので、また何か買付できそうなタイミングがあれば、買いたいですね。

今回は在庫僅少豆はありませんので、以上となります。
あ、先月販売していた「ラ・カンデリージャ農園 ゲイシャ(ウォッシュド)」の残りは仕入れた量の3分の1程度になりました。まだ僅少豆に載せるほどではないですが、想像していたよりは減った印象です。

しかしラインナップ全体としては昨年秋頃から変化が非常に激しかったですが、ようやく落ち着いてきたというところでしょうか。今シーズンのコーヒーも新豆枠以外はほぼ出揃って、今年の秋までこのまま行くという感じですね。

ということで、今回のお知らせは以上です。
年が明けて多少落ち着いた日常に戻ると思いますので、ポッドキャストの更新も再開したいと考えています。話して欲しいコーヒーに関する素朴な疑問などあれば、ぜひ送ってくださいね。
こちらのメールアドレスです。

radio@cafecajon.jp
ちょうどいいコーヒーの話宛て

よろしくお願いします!

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