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価格改定のお知らせ

みなさん、こんにちは。カフェカホン店主の平村です。
月初のお知らせにも書きましたが、当店でも価格改定のお知らせをしなければならないタイミングとなりました。
冒頭に概要となるお知らせを掲載しました。ご確認頂けたら幸いです。

価格改定に至った理由

これは他の食品その他で価格改定されているのとほとんど理由は同じで、全体的なコスト上昇に他なりません。

まず当店としては主原因となる「生豆価格の上昇」です。
これは私としましては、今年に入った時点で「今年は値上げすることになるだろうな」と考えていました。
なぜなら、その時点で今年日本に到着するコーヒー豆の価格がおよそ20%程度上昇することが予想されたからです。
これはコーヒー豆の相場が高止まりしていることもありますが、農園から出てきている価格がそもそも上がっていました。

それがそのまま転嫁されるかはその時は不明でしたが、その後になってウクライナ問題が勃発し、(今は多少落ち着きましたが)オイル高や急激な円安という状況が生まれました。
この部分については年初時点では織り込まれておらず、こうなってからは生豆価格はどこまで上がってもおかしくない状況となりました。

まだ当店が入荷するコーヒー豆の価格の全ては分かっていませんが、昨年から据え置かれた豆はありません。
上昇率は、最も低いもので予想していた20%増、高いものは50~100%増というコーヒー豆も出てきています。

当店も11年目の後半となっていますが、生豆価格の20%増というのは、当店の開業時点から10年かけて上昇した分と同じです。
今年は、昨年から比べて20%以上増となりますので、10年かけて上がった分が1年でもう一回上がっているということになります。

そして今回のオイル高と円安は、営業活動をする上でほとんど全ての価格を上昇させています。
光熱費はもちろん、テイクアウト用のカップや包材など全てにおいてコスト上昇が起き、また継続して上昇していく可能性があることから、今回価格の見直しをすることとなりました。

改定額について

今回の改訂は、私としてもかなり大きな額になってしまったなという印象です。

理由としましては、これまでじわじわと上がってきていた原価をこちらで吸収してきたことです。

これまでは上がったと言ってもほとんど生豆価格だけで、カップなどももちろん上がっていましたが、どれも少しずつでしたので、まだ良いかと思い価格改定しませんでした。

しかし、そろそろ全体に値ごろ感が出てきていたところで、一気にコストが上昇し、そこに合わせて計算することになったため、上昇額が大きめになってしまったと考えられます。

ご家庭にできるだけ寄り添った価格でありたいと考えて据置してきた結果、今回は反動が大きくなってしまいました。

この部分については、ご了承頂きたいと思います。

価格改定日は10月1日となります。

実店舗店頭では、10月1日から改定後の価格となります。
ネットショップでは、10月1日以降の受注分から改定後の価格とさせて頂きます。

お知らせは以上となります。
今回の改訂はコスト上昇分に対する値上げですので、正直なところ儲けが増えるという話ではありません。
しかし、お客様から頂く金額が上がるという事実は変わりません。
当店としましては、これまで以上にご家庭のコーヒーがより良く、より満足度の高いものになるように、コーヒー豆作りに磨きをかけていきます。

より混沌となりそうな世の中ですが、せめてコーヒーを楽しむ間は平穏でありますように。
この想いを込めて「最高の日常コーヒー」をお届けします。

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