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【店主の頭ん中・その22】年末年始の営業など。

みなさん、こんにちは。
実店舗の改装期間中はご不便をお掛けして、申し訳ございませんでした。
12月9日から無事に営業再開しまして、ありがたいことに焙煎とハンドソーティングに追われる日々となっています。
本当に時間的余裕が全くないので、ネットショップの更新など滞っています。
大変申し訳ございません。
その辺りなどを、このブログでまとめておきますので、ご覧いただけたらと思います。

年末年始の営業について。

まずは、目前に迫っている年末年始の営業についてです。

正月休みを1月1日~5日まで頂きます。

【実店舗】
実店舗の年内営業は、31日までです。
ただし、店頭のコーヒー豆が完売になり次第の閉店となりますので、ご注意ください。
9日は火曜日でいつもなら定休日なのですが、今回は営業します。

【ネットショップ】
年内の最終出荷は、30日となります。31日に出荷はありませんので、ご了承ください。
ご注文の締め切りとしては、29日までとなります。

【新年の営業再開】
1月6日(水)から営業再開となります。
ネットショップではお休み中も24時間ご注文頂けますが、この6日出荷が最短となります。

以上となります。よろしくお願いいたします。

12月の新豆も販売しています!

ネットショップの更新が全くできない状態でして、誠に申し訳ございません。

でも、今月の新豆販売しています!(実店舗のみですが・・・)

記事のトップに載せている写真の「コスタリカ シュマバ・デ・ルルデス農園」です。

最近の12月はゲイシャを販売するのが恒例になってきていますが、これもゲイシャです。
精製方法が「ブラックハニー」ということで、いかにもコスタリカらしいですね。

 

2020年現地買付シリーズの第2弾ということになります。
こちらの農園主さんは、知ってる人は知っている「フランシスコ・メナ」さんですね。
コスタリカのマイクロミルをまとめている輸出業者の社長さん(写真の右の方)です。

この農園の訪問は今回で2回目でした。
前回はグループで行った時で、訪問ルートに含まれていたので流れで行きましたが、今回は単独で行ったので農園内をゆっくり散歩できましたよ。
この農園は本当によく整備されていて美しいのです。

前回買い付けた品種はカツーラだったのですが、今回は帰国後、メナさんに「シュマバで何かないですか?」と聞いたら「ゲイシャがあるよ」と言われまして、自分で焙煎したくなったので即決しました。

ブラックハニーは、ハニープロセスの中ではかなりナチュラル精製に近い、発酵強めの精製方法なのですが、この豆に関して言えば、そんなにハニー感はないように思います。
でも、元々の豆の力強さがあるので、グレープフルーツ果汁のような酸とジューシーさが弾けてます。

ブラックハニーの要素を敢えて探すなら、風味全体のベースに甘さがあるのですが、そこにフルーティさをかすかに感じることができます。
ですがかなり細かい部分なので、具体的に感じる必要はなくて、「酸味ばっかりかと思ったら意外と甘くない?」と思ったら、それがブラックハニーが担っている部分です。

ちなみに、この豆は当店としては割と大胆にミディアムローストにしています。
当店の浅煎りを飲んでみたいという方は、ちょうど良いコーヒーだと思います。

ネットショップにもできるだけ早くアップできるようにしますが、ページのリリースは年内は厳しいと思います。
もし、何としてもネットショップでこちらのゲイシャをご購入されたい場合は、一度ご相談ください。何とかします。

でも、すぐに売り切れる在庫ではないので、来月までゆっくり待って頂いても大丈夫ですよ。

リニューアルオープンして。

最後に、リニューアルオープンしてどんな感じなのかをちょっとお伝えしておきたいと思います。
なにせ、12月9日に何とかSNSで投稿はしたのですが、それ以降、営業以外のことが全くできなくなってしまいました。

というのは、ありがたいことに豆の販売が好調なためです。

やはり実店舗を1ヵ月強お休みした影響は大きく、今まででは考えられない焙煎量のペースを記録しています。
ご常連のお客様が一回りするまではと思っていたのですが、今回の改装でお店のデザインが良い意味で「かわいい」感じに仕上がってまして、ご新規と思われる方にも多くご来店して頂いています。
これまで不満を持っていた「入りにくいお店」という雰囲気を払拭できたみたいで、大変嬉しいです。

こういった感じで毎日が過ぎていっていますので、コーヒー豆の準備をするだけで本当に1日が終わってしまいます。

ただ、今回のリニューアル後から、当店では「最高の日常コーヒーの提供」をテーマに掲げるようになりました。

コロナの影響はあるにしても、今年はご自宅でコーヒーを楽しむ方が増えました。
それに伴ってコーヒー豆の需要自体も増えていると思われ、この傾向はリモートワークの増加もあって、ある程度継続すると思われます。

こうした変化の中で、当店では元々「ご自宅で気軽にもっと美味しいコーヒーを」という想いで営業してきましたが、やはり「自宅で淹れた自分用のコーヒーが満足いくレベルで美味しかったら、最高じゃないか」という考えをより強く持つようになりました。

その中で思いついたのが、「最高の日常コーヒー」です。

当店もこれまでにCOEロットや自力で落札したオークションのコーヒー豆など、高級豆にも挑戦してきました。
でも、これらはどうしても価格も一緒に高くなってしまう。
こういうコーヒーは確かに質が高く、他では手に入らないかもしれませんが、「その価格の意味」という部分で疑問も出てきました。

今目指しているのは、特別な日のためじゃなく、何気ない日々の中で自然と買える範囲のコーヒー豆が、とても美味しいことです。
そのためには、継続して購入できる価格であることが大切で、今シーズンからは特に、そういった意識を持って買付をしています。

でも、楽しみの幅が狭くなっては面白くありません。
価格的に逸脱しなければ、面白そうなコーヒー豆は積極的に買い付けて、皆さんに紹介していきます。

そして、もう1つ忘れていけない事は、この「最高の日常コーヒー」は、皆さんがご自分で淹れるということです。

抽出はどうしても、ある程度慣れるまで取っ付きにくさがあります。
でも、最低限のコツは、分かってしまえば全く大した事ではありません。
その部分が分からないというだけで、諦めてしまうのはもったいない。

そのために、今回のお店には「ラボ」を作りました。
普段は焙煎作業をする作業エリアですが、後々、皆さんの日常コーヒーをサポートするためのワークスペースとして開放する予定です。

セミナーも開催しますが、購入する前の器具の試用や相談、淹れ比べやちょっとしたドリップの練習などにもご利用頂きたいですし、もう一歩踏み込んだ方は、いろいろなコーヒーの飲み比べをするための環境やカッピング、普段とは違った抽出方法のご相談もして頂けると思います。

さらに深みにはまるならば、焙煎に興味を持つということもあるでしょう。
ご家庭でまず始めるなら、手網や手回しの焙煎器になると思いますが、その手ほどきもしていく予定ですし、果ては焙煎機を使った焙煎までして頂けるように準備していきます。

全ては、皆さんのご自宅で淹れるコーヒーが、皆さん個々人にとって「最高のコーヒー」になるように。
そうなれば、コーヒーの楽しみ方がもっと広がっていくと思います。

お店も今はまだ、改装直後で生まれ変わったばかりですので、この辺りは後々成長していくところです。
ご用意する器具も今後ゆっくりと増えていきますので、徐々に楽しめる幅が広がっていくイメージです。
ただ、現状でのスペース貸しやセミナーについては落ち着いたら始められるようにしたいとは考えています。

何だか途中から話が脱線してしまった気がしますが、とりあえず、リニューアル後はスタートダッシュが決められているということです。
本当に、ありがとうございます。
当店のコーヒーに触れて、もし少しでもご自宅で淹れるコーヒーが美味しいと感じてもらえたら、とても嬉しいです。

それでは、2020年も残りあとわずか。
コロナに負けずというか、上手に避けながら良いお年をお迎えください。

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