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【店主の頭ん中・その17】9月のお知らせや在庫状況など。

みなさん、こんにちは。
ブログのことは忘れていないのですが、思ったよりもバタバタの夏でお知らせすら遅れてしまった9月です。

今の時代はSNSやYouTubeなどいろいろな媒体で発信できるようになって、僕もTwitchというプラットフォームで、ゲームしながらコーヒーの話をするという配信を月曜と木曜でやっているせいか、発信はしているような気持ちになっちゃうんですよね。
ブログという文字情報も好きな媒体なので、これからも時間を見つけては更新していきたいと思っています。

ところで、今朝のSNSでも投稿したのですが、今日の朝イチコーヒーを淹れたら写真の気づきがありました。
2杯同時に違うドリッパーでコーヒーを淹れたら、抽出終了後の出がらし(残り液)の色の濃さがやたらと違いました。
淹れた時の組み合わせはこちらです。

左)スリーフォードリッパー(CAFEC)+ニカラグア モンテ・クリスト農園 ジャバニカ(浅めのシティロースト)
右)フラワードリッパー(CAFEC)+ニカラグア サンタ・マウラ農園 パカマラ(シティロースト)
※豆20g、抽出量200cc、抽出時間もほぼ同じ(誤差1秒ほど)です。

朝イチは1杯じゃ足りないし、せっかくだから違うドリッパーで淹れようと思っただけだったのですが、淹れ終わった後のお湯の色がこんなに違うとは思わなかったので、驚きました。

淹れたコーヒーはどちらも問題ない濃度で美味しく飲めましたし、これ以上粘ったら過抽出だろうと思います。
SNSにも書きましたが、こういった気付きが迷宮の入り口だったりするので、今ここでは踏み込みませんが、味との相関関係、ドリッパーの形状が違うから抽出効率が違うとか、そもそも何で出がらしの色が違ってくるのかなど考え始めたらキリがありません。
そもそも、今回の色の違いはたまたまだったかもしれませんし。まずは同じ豆で淹れてみてから考えましょうというところでしょうか。

でもこういったことを「仮説を立てて実験して答え合わせをする」という検証をしてみたり、他の人と議論してみたりというのもコーヒーの楽しみ方の一つ。
こういったことが楽しそうと思える方は向いていると思いますので、趣味としてコーヒーを選ぶことをオススメしますよ。

そんな長い導入部分を経て、今日の本題に入っていきましょう。

9月の営業について

直前になってしまって恐縮なのですが、臨時休業があります。

9月14日(月)はお休みとなります。

また、その次の週はシルバーウイークで連休となります。その期間中は、

9月22日(火)は祝日ですが、定休日でお休みとなります。

以前は火曜日が祝日の時は営業をして、翌日を代休にしていたのですが、今やすっかり火曜定休が定着したので祝日でもお休みにすることにしました。ご注意頂ければと思います。

その他はコーヒー豆販売&テイクアウト営業を継続していまして、イートインは休止したままです。
ただ、店外にあるベンチや店内の入り口付近に置いてあるイス(カホン)で飲んで行かれるのはOKにしています。
店主とのおしゃべりも多少長距離にはなりますが、できますのでよろしければご利用ください。

ニュークロップが届き始めています!

今月の新豆の話もしなければいけません。
今月の新豆は「ニカラグア ブエナ・エスペランサ農園 マルセジェサ(ハニー)」です。

詳しくはネットショップの「今月のおすすめセット」に書いてありますので、読んで頂きたいですが、今回は品種由来で選びました。
「マルセジェサ」という品種を今年の中米出張の際に、同じニカラグアのサンタ・マウラ農園で見掛けまして、扱ってみたいと思っていました。

まだこのコーヒー豆自体の熟練度が上がってないので何とも言えませんが、どうやら酸が強い品種のようです。

ハニープロセスなのですが、焙煎で熱量が多めにかかると急に味噌や醤油のような発酵系の香りがするので、精製中の発酵は結構強めだと思われます。
でもそれに負けないくらいキレのある明るい酸が主張してくるので、両方を上手くなだめるのが大変です。
この豆用の焙煎に微調整しながら焙煎しています。

最終的には「キレのある酸を感じながらも香りは甘い」という平和条約を結ばせる予定ですので、お試しください。

おすすめセットでは、「ケニア カリイ」というコーヒーと組み合わせているのですが、このどちらもニュークロップです。
今の時期に日本に入ってくるコーヒーは「19-20クロップ」ということになります。

それとは別に、中米出張時に買い付けたコーヒーも今月日本に届きそうで、その第一陣をさっそく入荷しました。

これは来月の新豆で登場予定です。
まだテスト焙煎もしていないのですが、現地でカッピングして決めたものですし、時間が経ってどういう状態で届いているのかなど、楽しみがいっぱいです。
今年も現地買付ロットがたくさんあります!毎月順番に出していきますので、ご期待ください。

コーヒーラインナップの在庫状況など。

最後にラインナップの変化や在庫状況について書いておきたいと思います。

【完売豆】

・ホンジュラス エル・ドゥラスノ農園 カツアイ
ホンジュラスシリーズ、まさかの第9弾として入荷したコーヒーでしたが、無事に完売しまして、ホンジュラスシリーズも終了しました。
現地買付分とは言え、9ヵ月に渡ってホンジュラスを出し続けましたが、ただただホンジュラスコーヒーの素晴らしさを感じただけでした。
ホンジュラスは産地としてのポテンシャルを感じますし、これからも注視していきたいと思っています。

・ケニア ワチュリ ルイル11、SL28
先月のお知らせでも在庫僅少の方で書きましたが、これも完売しました。
今年のケニアは「カリイ」というファクトリーのものにしまして、こちらも香りが全開の良いケニアですので、今シーズンはこちらでお楽しみください。

・ルワンダ ドメーヌ・アバトゥンジ ブルボン
定番豆でずっと販売していたルワンダでしたが、ラインナップの雰囲気変更も込めて、再入荷を止めました。
扱い始めた頃はルワンダ自体が非常に珍しい頃だったのですが、今やスペシャルティの中では十分に定評を得たと思います。
今年はちょっと惰性に感じる定番豆にも手を入れていこうと思っていますので、今回は完売としました。

・グアテマラ レタナ農園 イエローブルボン
当店の定番豆の筆頭と言っても過言でないグアテマラのコーヒーですが、今年は仕入れ元であっさり完売となってしまったようで、入荷し損ないました。ただ、このコーヒーも入れ替えを考えていたので、ちょうど良いタイミングだったかもしれません。
次のコーヒーは数年前に扱ったことのある、同じアンティグアの「サンタ・クルス農園」になります。

【在庫僅少豆】

・エチオピア イルガチェフェ MHA 在来種(ナチュラル)
長くエチオピアのナチュラル枠として販売していたMHAですが、もうすぐ完売となるタイミングで入れ替えを考えています。
エチオピアのナチュラルもいろいろ出てきていますし、変化の大きいエチオピアなので、変化していこうと考えています。

・ニカラグア モンテ・クリスト農園 ジャバニカ(ハニー)
毎年春頃になると出てくるジャバニカ枠のコーヒーでしたが、今の在庫が完売したら一旦お休みです。
基本的にアイス用ブレンドに使用していまして、今年も現地買付ロットがたくさんありますので、来春までまたお休みしようと思います。
来春に同じ農園になるかは分かりませんが、ジャバニカは再入荷する予定です。

・グアテマラ サンタ・フェリーサ農園のパカマラ&ゲイシャ
現在扱っている「グアテマラ サンタ・フェリーサ農園」の豆はパカマラとゲイシャ。どちらもナチュラル精製です。
このどちらも在庫僅少となっています。
今のこのタイミングから再入荷は考えにくいので、なくなったら一旦完売となると思います。
サンタ・フェリーサ農園のコーヒーは今年は何が来るかまだ分からないのですが、ニュークロップが来たら何か入荷したいとは思っています。
ただ、もしかしたら仕入れ元が全く入荷しない可能性もあるので、どうなるかは分かりません。

・コロンビア グティ・ステイト ティピカ
7月の新豆枠として販売開始したコロンビアですが、ぼちぼち使っていたらもうちょっとで終わりそうです。
こちらは新豆枠で入荷したので、再入荷はないと思います。
今のコロンビアの定番豆「ビジャ・ファティマ農園」がなくて、安定供給が望めそうなら定番で欲しいくらいの豆です。

ラインナップ関連はこれくらいでしょうか。
時期的に入れ替わりをしていくタイミングなので、このお知らせは多いですね。
今年の現地買付はコスタリカとエルサルバドルがメインになっていきます。
バリエーション豊かに選んでいますので、コーヒー豆を選ぶ楽しみを体験してもらえたらと思います。

今回は以上ですね。長い文章を最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
10月はまた違ったお知らせをすることになりそうです。お見逃しなきよう、お願いします!

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