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ニカラグア ラス・デリシャス農園 ジャバニカ(ナチュラル)

ニカラグア ラス・デリシャス農園 ジャバニカ(ナチュラル)

<ニカラグアで最高点を付けたコーヒー>

2017年で行ったニカラグアとコスタリカの中米出張では、ニカラグアで3種類、コスタリカで
5種類のコーヒーを買い付けて来ました。
このコーヒーはニカラグアで自分が採点した中で、最高得点を付けたコーヒーです。

こちらの農園は既に販売をしているラ・ウエリャ農園と同じミエリッシュ家が所有しています。
こちらも彼らにとって新しい農園だそうで、このコーヒーはナチュラル精製です。

カッピングしたのは、彼らのドライミルである「ドン・エステバン」です。

ドン・エステバンの乾燥風景

こちらではナチュラルの乾燥は地面に広げて天日干ししていたのですが、珍しいなと思ったのは
黒いネットを敷いて、その上にチェリーを載せていることです。
これは「風がネットの下を抜ける」「急な雨が降った時に、水が残らず抜けてくれる」「地面に直に
触れない」などのメリットがあるのだそうです。

本来、乾季なので雨は降らないのですが、滞在中、急な雨が降ったこともありましたので、
ニカラグアでは起こりうることなのかもしれません。

ドン・エステバンから離れる時に、ミエリッシュ家の方々と一緒に写真を撮らせてもらいました。

ミエリッシュの人たちと。

以前、来日時にお会いしたことがあるエルウィンさんは不在だったのでカレンダーでの参加になって
いますが、一番右は息子さんだそうで、最近になって生産に関わるようになったようです。
この写真の中には3世代がいることになり、コーヒー作りはこうして受け継がれているのだなあと
実感しました。

<ジャバニカ+ナチュラルの良いとこ総取り>

現地のカッピングで良い点数を付けたので、見返してみるとコメントがたくさんかいてありました。
フローラル、ストロベリー、コンプレックス、赤ワインという感じで、コメント構成を見ると、とても
良いナチュラルなのだろうなあという雰囲気があります。

当店では浅めのシティローストにしていますが、このローストで飲むと、むしろラズベリーのような
甘酸っぱさを感じられます。

ナチュラルのコーヒーとしては結構しっかりした風味でして、フルーティさは十分に感じられます。
一方でナチュラルで苦手になりやすいクリーンさも備わっていて、かなり上品になっています。

ナチュラルはどうしても未熟豆という不良豆が含まれやすい精製方法で、ハンドピックが大変に
なりがちなのですが、これはとても少なく、丁寧に作ったのだなあということが伝わってきます。
これが上品さにも繋がってきています。

それと忘れてはいけないのは、これは「ジャバニカ」という品種で、ジャスミンのような香りを持つ
品種です。
ナチュラルのフルーティな香りと相まって、どちらが消える訳でもなく良いコンビネーションになっています。

ミエリッシュ家を訪問して買い付けたコーヒーが、ラ・ウエリャ農園とこのラス・デリシャス農園。
奇しくもどちらもジャバニカになっていたのに気づいたのは、日本に帰って来てからでした。

ジャバニカは他の国ではあまり見られない品種ですし、丁寧に作られたものはとても良いコーヒーに
なるということを再確認しました。

【豆についての情報】

生産国:ニカラグア
地域:ヒノテガ
品種:ジャバニカ
精製:ナチュラル

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