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【中米出張2020 vol.5】念願のラ・リアへ行ってきた!

みなさん、こんにちは。今日はやっとゆったり目な日程になってホッと一息ついている店主です。

今日は以前からずっと行きたかったラ・リアマイクロミルに訪問してきました!

これはもう、本当に念願叶ったという感じで、昨シーズンにこのマイクロミルでは「ピエ・サン農園 ホワイトハニー」を販売していました。これ自体が「やっと販売ができた」と思っていたのですが、農園もマイクロミルもずっと行ったことがなかったのです。

そうしたら、今日はピエ・サンも行けるとのこと。ワクワクしていましたが、先に2年前に新しく植えた区画があるとのことでそちらから行きました。「ロス・ガヴィラン農園」です。

ここに植えられた品種はルメスダン、ゲイシャ、イエローティピカ・メホラードで、非常に楽しみなのですが、標高も高い上に風が強くて、木の生育には非常に厳しい所です。

写真は2年前に植えたゲイシャです。まだ50cmくらいで、いくらゲイシャでも2年経ってここまで育っていないのは初めて見ました。

ラ・リアで所有している農園は標高1900mを超える場所が多く、「生育は遅いが収穫出来るようになったら、とても甘くてフレーバーも強く、酸もしっかりしている高品質なコーヒーが穫れるんだ」とオーナーのオスカルさんが言っていました。初収穫まで通常より遅くなりますが、品質のために我慢ということでしょう。

そして、いよいよピエ・サン農園です。

もう、収穫を明日に控えているようで、素晴らしい色の実がビッシリでした。

これはカツーラなので、まさに販売したコーヒーと同じものということです。景色が素晴らしくて、作業には厳しいですが、コーヒー栽培には素晴らしい場所だと感じました。

そしていよいよラ・リアマイクロミルの登場です。

この看板が撮りたかったんですよ。いよいよ念願叶いました。

ミル自体はコンパクトな広さだなあと思いましたが、およそ8つの農園の精製を受け持っているので、このサイズにしては処理量が多いなあと思いました。

パティオとアフリカンベッドの両方を使っていて、今日はゲイシャのハニーを精製していました。

処理量の関係もあり、セミ・ウォッシュドのコーヒーは乾燥機を使うこともあります。乾燥機は大小の2つがあり、今日もフル回転でした。

一通り見終わったらマイクロミルにある小屋(というには住めるレベル)でコーヒーを頂きました。オスカルさん自らピエ・サンを淹れてくれましたよ。

ここから1時間ほどいろいろなお話をして、ラ・リアですっかりのんびりして帰ってきました。

今日分かったのは、ラ・リアが所有している農園は非常に栽培環境として素晴らしい場所が多いということ。

エルサルバドルでチャラテナンゴの斜面を見た時はすごい所に来たなと思いましたが、今日回った農園はいずれも負けないくらいの「もはや崖」級の斜面な上、風も強いという条件でした。

敢えて違いがあったと思ったのは、シェードツリーがチャラテナンゴほどなかったことです。チャラテナンゴでは直射日光を受ける場所の木は葉が焼けて変色したり、成長が遅かったりしていましたが、こちらはどれもキレイな色。シェードが少なくても健康に見えるのは、風の影響なのかなと思いました。

結局は標高、日差しの強さ、風の強さの関係性なのかなと思います。

「標高が高い」「シェードツリーがある」「風の有無」は本などを読むと農園の必要条件に聞こえるかもしれませんが、どれか1つだけで語ることは出来なさそうです。

結局は全体のバランスを見て、木が健康に育つような環境作りをしてあげることが品質に繋がっていくのかなと思いました。抽出でも同じですね。

という訳で、今日は終わりなのですが、明日も楽しみな農園訪問が控えています。ブログ更新にご期待ください!

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